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▷フィジカルインターネットの実現に思う事3📅 2025年12月7日
医薬品WGのロードマップについて 2040年を目指して...
11/7、2025年度のフィジカルインターネット実現会議、医薬品WGの第3回全体会議が開催された。
この半年で、会員数を50社まで募り、一般社団法人フィジカルインターネット医薬品協議会を設立し
アドバイザー弁護士も体制図に組み込み、レンタルサーバーでの会員への資料共有もできるようにな
った。
5つの分科会、A:帳票の電子化、B:パレットの標準化、C:医薬品流通データプラットフォーム
構築、D:品質(温度逸脱、GDPガイドライン標準化)、E:共同配送拡大は、この間2-3回の会合
を実施し、現状の課題洗出しや実施のための条件整備のまとめ、課題の優先順位付け等を進めている。
年末には事務協メンバーや分科会リーダーと合宿を組み、2030/2040年までの医薬品WGのロードマッ
プを策定する予定。薬機法、GDPをはじめとする品質を遵守しながら、安定供給の維持を前提とした
プラットフォームの構築とその利活用によるメリット明確化、共同配送等によるドライバー不足への対
応を規定した『夢のある計画』をつくりあげていきたい。
下図は、E:共同配送の最終形とそれを実現化する条件整備の案となります。
▷フィジカルインターネットの実現に思う事2📅 2025年7月16日
医薬品WGの2025年度KICKOFF...
6/26、2025年度のフィジカルインターネット実現会議、医薬品WGが立上がった。わが社のミッション
である『我々の取り組みは、患者さんの安全・安心(命)へ繋がる』を旗印に活動を進めていく予定。
座長には、流通経済大学の矢野教授を、また事務局(13人)、幹部会(16~17人)を置く。
またオブザーバに厚労省、経産省、国交省のほか、日薬連(製薬協、GE薬協、輸液製剤協議会)、卸連
明治大学の橋本雅隆専任教授、フィジカルインターネットセンターが構成員として参加を予定する。
当日、ミスク社がWEB参加して、早速記事に掲載してもらいましたので共有する。
☆分科会はスタートできるものから議論を開始
こうした課題を受けて医薬品WGは、5つの分科会の設置を決めた。具体的には、以下の5つ。
①帳票電子化、ペーパレス分科会、②パレット標準仕様分科会、③医薬品流通データプラットフォー
ム構築分科会、④品質(温度逸脱、GDPガイドライン標準化)分科会、⑤共同配送拡大分科会(
ジェネリック、輸液・新薬)。
分科会はスタートできるものから議論を開始することし、その過程で他の分科会とも連携しながら課題
解決への方策などで議論を深める方針で進める。
▷フィジカルインターネットの実現に思う事📅 2025年5月3日
医薬品WGの取組み...
フィジカルインターネットは、「相互に結び付いた物流ネットワークを基盤とするグローバルなロジス
ティクスシステムである。その目指すところは効率性と持続可能性の向上であり、標準化されたモジュ
ラー式コンテナ、物流結節点、プロトコルを通じてリソースの共有と統合を可能にする」とされる。
日本では、経産省と国交省が中心に。2021年からフィジカルインターネット実現会議を立上げ、5つの
業界で取組みを始めている。
医薬品業界も、化学品、スーパーマーケット等(加工食品・日用雑貨)、百貨店、建材。住宅設備とと
もに、2024年度は実現に向けたアクションプランの策定を行った。
実現化の時期は2040年とし、以下の価値を求めている。これらは、荷主と3PL・運送業者がタッグを
組んで、Win-Winの関係性を継続することが肝要となる。また、個人の生活にも何らかサービスを享受
する実感がほしい。
医薬品WGでは、本年度からロジスティクスナイト・ジャパンが事務局として実装への取組みを始める
本WGでは、「生命関連品」という品目特性を持ち、関係プレイヤーも多岐に渡り、かつ薬機法等の
規制も多い業界である。安定供給を最優先課題として、BCP対応(どこに何がどれだけの一元管理)、
物流革新(フィジカルインターネット)、GDP対応、共同化効果の4つの目標を設定し、9つの課題
に取組む予定としている。
これらの取組みのゴールとして、DX連携による医薬品流通プラットフォーム構築を目指す。
プロフィール
プロフィールでは、履歴やJOB職務経歴の紹介、ならびに、身に着いたスキルの内容を紹介します。
大学では工学部管理工学科で、1)コンピュータサイエンスによるアセンブラ言語実習、
2)IE(Industrial Engineering)による動作分析、3)人間工学によるMMI(man-machineI/f)
の改善、4)統計学による実験データの解析、5)OR(Operations Research)による最適化理論
6)経営管理での経済性工学を学びました。
特に専攻したのは。3)の人間工学で、初代新幹線の座席設計や車両の衝突重大事故等のヒューマン
エラー解析で有名な林喜男教授の指導をいただきました。この時の学生実験に取り組むあきらめない
姿勢や考え方が、社会人になってからの行動規範に結びついていると思います。
以下、社会人になってからの約40年間の職務歴ですが、大きく4つに分類されます。
1)新入社員からSEとしての育成期
2)物流管理部でのスタッフ組織の終焉期
3)サプライチェーンマネジメント部での社外ユーザとの連携期
4)3PL業者でのシニアアドバイザー、医薬品物流PF構築期
それでは、個々に見ていきましょう。
1)新入社員からSEとしての育成期
-

河口湖マラソン
-
期間:1984年4月~1992年6月 (システム部、バブル期)
【業務内容】:
・SEとして、システム開発のすべての工程(企画、開発、メンテナンス)を
経験してユーザ要望のとりまとめ、IT開発会社の管理等を学びました。
・プログラミングでは、COBOL/Sをはじめ、ユーザ簡易言語のNL-Ⅲ、
LANPlan、LANWORD、LANForcast、データベースでは概念DB設計や、
Alice-idealでの統合パッケージソフト活用、ACOS-4系のホストコンピュータ
で実装することを習得しました。
2)物流管理部でのスタッフ組織の終焉期
-
期間:1992年7月~2009年3月(物流管理部、組織衰退期)
【業務内容】:
・物流部門の企画担当として、社内ユーザ部門の物流コスト管理、営業本部の
特担者への物流研修、物流子会社から3PL業者への現業業務移管等を実施
しました。当時を振り返ると、コアコンピタンスへの社内リソースの特化と
いうフレーズで、現業に近い部門や非主力部門を切り捨てる施策がはびこっ
ていました。
・また、1995年1月の阪神大震災を西日本物流センターで経験し、BCP対応
の大切さを知り、センター出荷機能を継続させるための在庫水準、人員体制
システム配備を見直しました。
-

「物流おたすけ読本
(基礎編)」
次に主なスキルセットなどを紹介します。
| スキル項目 |
内容 |
利用ツール |
| 1)業務設計 |
・医薬品を中心に、ロット期限管理が必
要な商品の入出荷、在庫、配送業務を
熟知し、業務の重要性、優先順位を設
定できる。
・業務の標準化設計を行い、個別要件を
できるだけ最小化する。
・GDP対応に準拠した業務フローを設
計できる。
|
・業務フロー
・リスクコントロ
ールマネジメント
・業務用語集
・作業手順書(ひな型)
|
| 2)システムデザイン |
・荷主では主流のSAPテンプレートに
沿って、受注出荷(Order to Cash)
生産在庫(Plan To Inventory)、仕入
発注(P2P)について、業務要件からURS
への落とし込みができる。
・3PLでは、倉庫管理(WMS)、配送
管理(TMS)で必要なサービス、機能
を整理して業務設計ができる。
・UATを実施する上でのシナリオ作成
テストデータ準備、実施、結果のフォロ
ーまで一連で実行できる。
|
・SAPの主なトランザ
クションコード一覧
・SAPとWMSとの
I/Fレイアウト
入荷系、出荷系、在庫
系、マスター系の情報
フロー
・WMS、TMSの
操作マニュアル
・UAT実施マニュアル
|
| 3)プロジェクト管理 |
・プロジェクトリーダーの経験からプ
ロジェクト進捗で押さえるべきポイ
ントが分かる。
・プロジェクトメンバー間の意思の疎
通や役割分担の適正化が図れる。
|
・プロジェクト管理
指標(P:生産性、
Q:品質、C:コスト
D:納期、M:モラル)
・PERT図、進捗表
・課題管理表
|
| 4)データ分析 |
・入荷実績、出荷実績、在庫状況からど
こが問題なのかが分かる。
・どの顧客がどのような物流課題を抱え
ているかを把握でき、提案が可能。
|
・EXCELシート
・各社のHPからの
SC(Supply Chain)
マップ整備
|
| 5)人的ネットワーク |
・製薬業界に長年携わったことで、各社
に知り合いがいる(武田、アステラス
第一三共、シオノギ、アストラゼネカ
千寿、あすか、天藤他)
・LKJ(Logistics Knight Japan)
早田社長とはアステラスで共同物流セ
ンター構想からの縁で継続している。
|
・メールアドレス
・35社会、他
|
サービス
提供するサービスや商品についてここに紹介します。どのような規模・内容でもOKです
| サービス・商品項目 |
内容 |
利用ツール |
1)個別案件相談
|
・入出荷作業の生産性改善、うっ
かり事故の防止策提案
・「作業手順書」作成のサポート、
作業者への教育動画の作成
・ローコストオペレーション実現
への原因分析
・プロジェクトリーダー役の代行
での進捗管理
・UATの企画、実施
・在庫適正化
・物流KPIの設定
|
・業務フロー
FTA分析
・作業手順書のひな型
動画シナリオ
・コスト構造分析
IEによる作業分析
・プロジェクト進捗表
課題一覧表
・UAT標準マニュアル
PQチェックリスト
・在庫ABC分析
・物流KPI一覧表
|
| 2)業界全体のテーマ |
・在庫の見える化
・安定供給問題
・作業の標準化、共同化
・物流プラットフォーム構築
・GDP対応
・「2024年問題」
・
|
・
|
| 3)ロジ教育研修 |
・すべての“医薬品ロジスティシ
ャン”へ「医薬品物流担当おた
すけ読本」第2版
(2024/3/25発刊)を使って、
企業の物流担当、特約店担当者
への研修教材として使われてい
る。
・個別企業への物流研修で講義
(1回あたり3-4回開催)した
実績もあり、その企業に合った
内容に編集している。
|
・じほう社、ロジ本
|
ポートフォリオ
過去の仕事やプロジェクトの実績をここに紹介します。
-
期間:1984年4月~1992年6月 (システム部、バブル期)
・【品質管理システムの再構築】で、1メンバーとしてCOBOL/SでのプログラミングテストでのJCL
作成、業務フローに基づく運用シミュレーション、ユーザへの操作マニュアル作成等を実施しました。
運用シミュレーションでは、ユーザを巻き込み業務フローの作成によって、インプット/アウトプット情報
を定義し、その作業での担当・役割分担を明確にしてタイミングや作業負荷が適正かどうかを稼働
前に評価できました。また、実ユーザとのコミュニケーションの大切さも学びました。
ここで、「信頼されるSE像」のイメージが完成しました。
ただ、当時GDP対応はなく、工場のGMP延長線上で話が組まれていたと思われます。
・FV事業部とは、【製販一貫バランスシステム】で、プロジェクトリーダーとしてユーザ部門と要件
定義のとりまとめ、ITベンダーとは仕様書にもとづくテスト計画書レビュー、統合システム開発
パッケージの活用と、ここでプロジェクト管理の基礎を習得しました。
開発費の予算と実績、システム品質と納期管理が大切と身に沁みました。
-
期間:1992年7月~2009年3月(物流管理部、組織衰退期)
・【物流部門の企画管理部門の仕事全般】として、管理会計データを抽出するJOBの見直しを実施した
り、物流管理システムの再構築を検討したり、子会社の請求書、運送管理システムを構築したり、
医薬営業本部の特担者研修の一貫で、若手・中堅向けの物流教材「物流おたすけ読本(基礎編)」
を作成し、100部ほど配布したりしました。
このテキスト作成にあたり、医薬品物流の特性として何が重要であるかを様々な物流ロジ本から抽出
したり、実際の物流現場で経験したことを一般化したりと整理段取りが身に付きました。
このテキスト作りが、今年2版を出版した「医薬品物流担当おたすけ読本」につながっております。
当HPで確認してください。ロジ本執筆の軌跡はまた、別機会で説明します。
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期間:2009年4月~2019年10月(医営本部→ サプライチェーンマネジメント部、SCM部グローバル期)
・T社との合併会社TTY(LLP長期収載品)、TTP(GXPジェネリック品)を立ち上げるにあたり、
サプライチェーン部門のリーダーとして、T社のSCM部門やシステム部門と定期的な準備定例会
を主導的に進行し納期通りに稼働しました。その結果、社内表彰でGMS-Asia Awardsを受賞した。
・共同物流センター構想でプロジェクトリーダーとして、他社メーカーへの働きかけや3PLの競合
見積りと選定、実現案の検討と設計内容の検証、課題への粘り強い取り組みにより、2018年1月より
スタートし、年間約10百万円の削減効果がでました。
この新たな取組みにより、JILS(日本ロジスティクス協会)ロジスティクス大賞を受賞した。
・これら北海道の共同物流構想は、LKJ社長の早田さんと深くつきあうきっかけとなり、2社で主導的
に進めたおかげで評価されたものと考えております。
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GMS-Asia Awards JILSロジスティクス大賞
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期間:2019年11月~2024年3月(3PL医薬品事業部、物流PF立ち上げ期)
・A社の物流センター立ち上げで、センター長への品質研修や作業手順書の確認、WMS(倉庫管理シ
ステム)のユーザテストと検収、在庫移管作業の立ち合い、システム)のユーザテスト、初期トラブ
ルシューティングの支援等を行いました。
その結果、東西、九州センターを1-3月のタイトなスケジュールで順次立上げました。
これらの経験により、倉庫内の入出荷作業と帳票、データとの突合せポイントや、倉庫内ロケーション
管理のポイント、先入れ先出しの実際を観ることができました。また、輸配送管理では。配送ルート
の設計、パレタイズ・ステージング等の注意点、積載効率や荷待ちの実態を知ることができました。
・P社の物流センター立上げでは、特に業務要件が個社対応となるため、WMS(倉庫管理システム)
のユーザテスト計画と検証、業務リハーサルのシナリオ作成、実施と結果のフォローをサポートし
ました。
このように個別対応が多いと、個別サービスによる作業効率の低下や手順書の別途作成、荷主が入替
わった場合の原状回復の負荷増、プラットフォームとしての共同運用の難しさを改めて認識しました
・北海道TC拠点の立上げでは、プロジェクトリーダーとして社内品証室、IT、業務設計T、東日本
センター、TC委託先等にタスクの配分とスケジュール管理、課題の整理とフォローを実施しました
その結果、納期通りに特に立ち上がりで大きな問題もなく稼働しました。